おばあちゃん



大好きなおばあちゃんが天国へいっちゃいました。


家から歩いて5分くらいのところに住んでいたので、
小さな頃は毎日のように遊んでもらっていた。
お母さんが働いていたこともあり、
お母さんのように面倒をみてもらった。


ぜんそくがあってかわいそうだから」
と、こっそりお年玉をいつも多くくれていたおばあちゃん。


誰かから「これは喘息に効くよ!」という話を聞きつけるたびに
健康食品だの、漢方だの、いろいろ買ってきてくれていたおばあちゃん。


井戸の水を大きなタライにくんで、水遊び用にあたためてくれてたおばあちゃん。


いつもとうもろこしを茹でて、私たちがくるのを待ってくれていたおばあちゃん。
庭でなったミニトマトもちゃんとちぎってくれてたね。


弟の高校合格の知らせを聞いて、顔をくしゃくしゃにして泣いて喜んでくれたおばあちゃん。


大学生に入って大分をでてからは、たまにしか会いにいけなかったけど、
顔を出すとすごく喜んでくれた。
また大分を離れるときは、「おいしい」といったポテトサラダを、タッパーに入れて渡して
くれるおばあちゃん。



おばあちゃんの田舎から毎年大量に送られてくるみかんが楽しみだった。
きれいな色のセーターもたくさん編んでもらった。
おばあちゃんが作る、きんぴらごぼうも、おからも、お正月の大根なますも、ごまめも
お豆腐も、忘れられない味。
今でもおばあちゃんにもらったお布団とストーブは、寒さに弱い私を暖めてくれてるよ。



おばあちゃんが育てている畑から、「ふき」をちぎってママゴトに使ってごめんね。
おばあちゃんのベッドでトランポリンみたいに飛び跳ねてごめんね。
大分を離れてからは、あんまり遊びにいけなくてごめんね。
最後にそばで励ましてあげれなくてごめんね。。。



ここ数年、私が顔を出すと
「もう次帰ってくるときには会えないかもしれない」というようになった。



もっと元気付けてあげれることができたかもしれなかった。


みんな「90まで生きて幸せだったよ」というけれど


私にはもっとしてあげたいことや、食べさせてあげたいものがたくさんあった。



お母さんを生んでくれてありがとう。
そして、私のおばあちゃんになってくれてありがとう。
天国で、みよこおばちゃんと幸せに暮らしてね。



明日、大分に帰るね。