お見合いおばさん



「誰か紹介して〜!」


彼や彼女がいない、っていう話をしているときに
つい言ってしまうことってあるよね。
お腹がすいていないのに、「お腹すいたー」って
つい言ってしまうような。
(え!?言わない??)


私はそういう風に言われると、
「ほんとに紹介しなきゃ!」という気分になり、
ついセッティングしてしまうことがある。
(軽いおせっかい。えへ。)


今回もそんな感じで、会社の同僚の女の子に
「誰かいい人いないかなぁ」

と言われ、

「どんな人がいいの?」
「うーんとね。スポーツマンで、一緒にスポーツを楽しめる人。」
「うん。いるよ、いるよ。
 あまり話さないけど、スポーツマンで優しい子!」


と、バスケの友達を紹介することになったのです。
バスケの後輩N君にも
「年上好きのN君に、とってもおすすめのかわいいお姉さんがいるの!」
という話をしたら、とっても乗り気☆


まぁ、紹介といっても、あらたまって
「はい、○○さんです。あなたたち、お似合いだと思って♪」
みたいな紹介は、なんだか2人とも緊張しちゃいそうなので
最初は男女3人ずつくらいで飲み会しようか、という話に。


ということで、もう一人彼氏のいない会社の同僚の女の子を誘い、
もう一人の女の子もスポーツマン好きだったので
N君にもスポーツマンをつれてきてもらうようオーダー。
丸の内のオシャレなお店を予約し、
6人の飲み会がスタートしたのです!


・・・・・30分経過、。


うーん。
席順がまずかったか!?!?
私の向かいに後輩のN君が。
そして残りの4人はそれぞれ向かい同士で、なんだかとってもいい雰囲気。。
それぞれでお話が盛り上がっちゃって、
結局私とN君は、最近の話とか、昔の思い出話とか、今しなくてもよい話をしてしまうのでした。


あげくの果てに、


 私:「ちょっとトイレ行ってくるね」
 N君:「あ、じゃ、オレも行くっす(汗)」


えーーー!?ついてくんなよー。
いや、でもそれくらい居づらい雰囲気だわなぁ。
ごめんね。N君。
私が向かいに座ったばっかりに、、、


そんな調子で終電間近になり、解散となりました。。
結果、一番最後に声かけた女の子と、その向かいに座った男の子がとってもいい感じに。
翌日の報告では、今度ドライブに行く約束をしたとのこと。
メールも頻繁にやりとりしているようで
「いい出会いを、ありがとう♪」
と感謝されちゃいました。
肝心の私がN君に紹介したかった女の子は・・・、
とても気持ちよく酔っ払い、フラつく足元をもう一人の男の子に支えられて
とってもいい雰囲気で帰って行きました。。。(苦笑)


ごめんね、N君。。。。
でも結果的には(女の子の友達のことを考えると)、やってよかったのだよね。うん。


こうやって、お見合いおばさんは
失敗と成功の間で複雑な心境になるのでした。