アクセサリーの話


「ドレスが決まったら教えてね。
 もしよければネックレスを作ってあげたいから。」



だんなさまのお母さまからの温かいお言葉。
神戸にいるお母さまに、直接ドレスを見もらうことはできないので、
デジカメでパシャパシャととったドレスの写真と、希望のネックレスの写真を送る。
お母さまの家にはパソコンはないので、全部携帯あてに。



「老眼だから、細かいとこが見えんのよ」
と、何度も何度もビーズ屋さんに相談しにいってくれ、
できあがったのは、まさにドレス屋さんで見せてもらった希望のネックレスそのもの!!
そして
「ドレスの胸元がまっすぐでシンプルやったから、キラキラしたのが合うかと思って」
とオリジナルのスワロフスキーのネックレスも一緒に作ってくれたのです。
「ウエディングドレスだったら、パールのほうがいいかもしれん」
と同じ形のパールのものまで、
合計3つのネックレスとイヤリングを作って送ってくれたのです。



「私はこやかさんがつけてくれるだけで幸せだから、何か希望があったら遠慮なく言ってね」
と優しい言葉をいただいたものの、全く修正の必要はなく、どれも私の心をつかんで離さない
ステキなものたちなのでした。
私の一番のお気に入りは、挙式のときにつけていたスワロフスキーのきらきらしたやつ。
まさにガラス張りの教会にぴったりの一品でした。



「こやかさんのお母さんはどんなワンピースを着てくるかな?」
挙式の3日くらい前にお母さまから連絡が。
私がお母さんに買ってあげたワンピースの写真を送ると、
それに似合いそうなネックレスまでサプライズで作ってくださいました。
だんなさま側の親戚のネックレスもすべてお母さまが作ったもの。




「この式の記念にしてもらえるとうれしいから」




と、お母さまの優しい気持にとても感激しました。



「結婚式の準備、花嫁さんは一番大変なんだから、だんなを使わないとだめよ!!
こやかさんが気を使うことは何もないんだから。
もしさとしが動かないときは言ってきなさい。しかってあげるから。
私はいつでもこやかさんの味方だからね。
お嫁さんになってくれて本当にありがとう。」



私にお母さんがもう一人できました。
本当に私は幸せ者です。
ありがとう。。。